１３日だから１３通目 金銭感覚はどうなっているのかを読みました。「ビジネスマンの父より息子への３０通の手紙」キングスレイ・フォード

１３通目　金銭感覚はどうなっているのか　ＭＯＮＥＹ



私が知りたいのは、君自分一人で王族並みの浪費癖を
身につけたのかということ


金には２つの用途

・事業に投資して収益を期待すること
・使って楽しむこと



もっとも心配なのは、人に好印象を与えようとして、使うこと

・話し合いのたびに財布を空にするわけにはいかない
・かねつかいが荒いという印象から、
　多くの客が敬遠するかもしれない



会社の繁栄ぶりを示すのは大切だが、贅沢に見えたり、
金を浪費する愚か者に見えたりしてはいけない
「阿保と金の仲は長く続かない」



貧しいとき、立派な金持ちがいて奮起した
「こまかいお金に気を付ければ、大きいお金は自分でめんどうをみる」

この人は、あの小さな町でガラス鉢の金魚のように生きていた
自分の財産が人々に陰でどんなこと、愚にもつかないたわごとを
言わせているか正確に知っていたが、一向に気にとめなかった



人は人情として、金持ちに惹かれ、その友達になりたいと思う
なぜかそれだけで心丈夫に感じるらしい。

・財産があるだけで友人の仲間に加わりたがる人に警戒

・正直、地道、純粋な友情を君に誤解されるのを恐れて
　控え目に距離を保っているのを見逃さないように　大切に


友人をたやすく失う方法は、
金を貸してほしいと頼まれてそれに応じること　
これは絶対にいけない

窮地の友人に申し出て上げるほうがずっといい




金が人を作らないことを熟知しただろう




大物を気取る時は
事業に新正面を切り開いたときであってほしい
さもなければ、膨らんだ胸をハンマーで「普通の人間です」までたたく

・２，３の成功は友人と静かに
　失敗をこの数人の友人に告げるだけでいい、
　成功を吹聴しなければ、失敗をしらせる義務もない



金持ちの方がいいと

財産があると孤独を感じることが多く、
真の友情を保つこと、あるいは、正直で忠実な
新しい友人をえることが難しくなる

金はこく個人的なものなので、そのように扱うように
世の中を見るため手段

賢い人は金持ちになれるが、
人は金持ちになるとおろかになる（妻がおろかになる）



金は使って楽しむべきで、どこかの守銭奴のように
ためこむものではない
せ
遊びに使う部分が程々ならば気苦労するな
誰も自分の金の使い道をいちいち覚えたり、
説明できるものではない



はじめて手に入る１ドルは種子
撒き方正しく、恵み深い主のお力添えがあれば、
それから成長して翌年２ドルを刈り入れられるかもしれない
最初の１０万ドルに達する道のりは長い
そこから２００万ドルまでいく道よりずっと長い

種子と同じようにお金も増える　君の信用も増していく
正しい計画を早急に推し進めるために、
私たちは信用の限度を最高に保つ必要がある

１ドルから１ドル借りるのは難しい
１００万ドルあれば１００万ドルは比較的容易に借りられる



金は設けるのに時間がかかるが、失う時はあまりにも速い

１ドルを手に入れる経路が見つかったら、
変化を求め、目新しさを求め、
確実な方法をいじりまわすことがないように

原因は、事業に退屈したこと、起業家としてのうぬぼれ



金の溜まりすぎることを恐れて、盛んに使うようになったら、
・支援を必要とする人々がいる
・健康を回復させてくれた病院もある



金銭欲は諸悪の根源　これは賛成できない
金はあらゆる欲求をみたす　これも同意しかねる
その中間のどこかで、常識、親切、勤勉、喜び、楽しみの
すべてがお金に結び付くだろう



次の夕食会、パーティ、会合では、
君の信用を守ることに気を使ってほしい
高額な金より尊い

・自分の財布　静かに出入りの均衡を保ち　
・会社の財布　静かに賢く使う術をみがこう

名声と富は、一生のうちほんの一瞬で終わることがあるが
真実と信用は価値ある人生の支柱である

円満な家庭、健康、真の友人、忠実な社員、真実の愛、
心からの敬意　これら窮極的な宝物を金で買えた人はいない



君の資金源の父より

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